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うまくいけばハゲ差別から逃れる簡単な方法です。
しかしそれは逃れるだけで、むしろ差別を是認する行為であることにも気づいてほしいのです。
ハゲの情けなさはハゲの人にしかわかりません。
ハゲの人が声をあげないとハゲのつらさもみじめさもだれにも理解してもらえません。
もっとハゲに悩む人たちが「オレたちはつらいんだ」と大声で叫んだら、すこしは世の中よくなるかもしれません。
アメリカやイギリスにくらべ日本はハゲ差別の強い国であります。
日本の閉鎖性、横並び志向、島国根性。
そういったやや特殊な社会性が「ハゲを恥ずかしいものとする社会」の根源なのかもしれません。
ハゲの人たちが、ハゲを目の敵にしてそれを克服したいとやつきになっているわけですが、本当の敵は別のところにあるのではないでしょうか。
つまり、苦しんでいる人たち自身がまずそのことに気づき、その敵と直面しないと真の克服にはなりません。
日本には、その社会性を起因とする問題点が少なからずあります。
ここ数年来社会問題となっている学校でのイジメも、日本に特徴的な社会性が生んだ暗い側面です。
先生が悪い、いじめた生徒が悪いと短絡的にスケープゴート(いけにえ)を作って片づけてきましたが、結局いじめはいっこうに減りませそこで話を戻しますが、私たちが電話相談で感じた悩む人の性格的特徴というのを思い出してほしいのです。
ハゲていてもすべての人が悩んでいるわけではありません。
どうも深刻に悩む人の多くは内向的性格の人ではないかと感じるのです。
他の差別、たとえば人権差別では差別根絶に向けて闘ってきた歴史がありました。
それによって、社会もその差別を社会悪として根絶するよう努めるようになりました。
ところがハゲ差別というのは、どうも表に出てきません。
それは、ハゲでも悩む人とそうでない人がいるからというだけでなく、悩む人たちがその苦しみを心の内にしまい込み、結果としてむしろハゲに対する偏見を是認・助長する側にまわっていたからなのです。
多くの内向的な人たちが犯す過ちは、人生で直面するさまざまな問題を自分一人の心の中に閉じ込め、辛抱あるいは自虐という形で解決しようとしてしまうことです。
相手が潜在的に社会的差別心を根強くもっている場合、それではまったく解決のしようがなく、最終的にはカツラというごまかしに頼るしか道がありませんが、これでは根本的な解決に結びつくことはなく、カツラの不便さと膨大な出費に再び悩むことになり、ただひたすらこれに耐えるだけになります。
ハゲていることをあまり抱え込まないでください。誰にも明るく生きる資格があるのです。
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